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大学へ行くメリットとは?大学への進学を迷っている高校生に向けて解説

昨今、YouTubeなどの媒体で大学を卒業する意味はないという話をちらほらみかけることがあります。YouTubeがなかった時代から、テレビで芸能人が大学は不要だと話す人もいたと記憶しています。この記事では、大学へ行くメリット、そして大学を卒業しておくメリットについてまとめました。

大学へ行くことで得られるメリット(経験)

大学へ行かなければ、以下のメリット(経験)を得ることはできません。

  • 学問の専門知識を得る
  • 大学特有の自由なスケジュール
  • 同じ学問を専門としている学生との交流
  • 同じ大学生という立場同士での同世代との交流
  • 「大学生」という立場を経験すること(世間から甘やかされやすい立場であること)

上記は大学へ入学しなければ得ることのできない経験で、大学を中退したとしても得られる経験ではあります。次に、大学を卒業まですると得られるメリットを列挙します。

大学を卒業するメリット

大学を卒業すると、大学へ行く以上に以下のメリットを得ることができます。

  • 履歴書に「●●大学を卒業」と記載ができ、社会人として周りからの信用が上がり、就職・転職・起業等様々な面で有利な立場になる
  • 単位を大学のカリキュラム通りに取得するので、通った大学の学部の専門知識が身につく

大学を卒業できるメリットは大きく、「社会的信用の向上」と「学問の専門知識が得られること」の2点です。前者の「社会的信用の向上」によって就活や転職で有利に働き、結果年収が高くなる、会社で自分にとって都合の良い希望したポジションにつくことができる、ということになります。学校の先生や、親御さんが語る「良い学校に行きなさい」というのはこの点で得られるメリットが大きいためです。

大学を卒業していないとつけない仕事

大学を卒業しなければつけない仕事、言い換えると大学卒業が必須の仕事は以下です。

  • 医師・歯科医師・獣医師等医療系の職業
  • 薬剤師等薬学系の職業
  • 学校教員

大学を卒業していると有利な職業

大学を卒業していると有利になれる職業について紹介します。大学を卒業していなくてもなれる職業ですが、大学を卒業していたほうが就職しやすい職業になります。

  • 弁護士、税理士等一部の士業
  • 大企業の正社員

弁護士になるには、予備試験を受験して司法試験に合格する場合と、大学院へ進学して予備試験に合格してから司法試験に合格しなければなりません。必然的に大学の法学部を卒業していたほうが有利に決まっています。

日本弁護士連合会:弁護士になるには
弁護士になって、新たな活躍のフィールドへ。弁護士の仕事や、暮らしのパンフレット一覧もご参考になさってください。

税理士になるには、試験を受けなくてはいけませんが、受験資格に以下の要件が含まれています。もちろん、大学へ入学、卒業していなくとも税理士試験を受験する方法はありますが、大学へ進学したことで税理士試験の受験資格が与えられることもあるため、大学を卒業していたほうが有利な職業であることに変わりはありません。

  1. 大学又は短大の卒業者で、社会科学に属する科目を1科目以上履修した者
  2. 大学3年次以上で、社会科学に属する科目を1科目以上含む62単位以上を取得した者
税理士の資格取得 - 日本税理士会連合会
税理士となる資格について 次のいずれか一つに該当する者が、税理士となる資格があります。ただし、(1)又は(2)

大企業の正社員になりたい場合も大学を卒業していたほうが有利です。大企業の多くの求人は大学卒業以上を明記しています。

高校生が大学卒業までに必要なこと

今この記事を読んでいるのが高校生の場合、大学を卒業するまでには以下のことが必要です。

  • 進学したい大学を選ぶこと
  • 進学したい大学の合格基準偏差値以上の学力を身に着けること
  • 大学卒業までにかかる学費・生活費の考慮(奨学金・アルバイトなど)
  • 自己啓発セミナー等に影響されて大学をやめないこと

まずは大学選びから始めていきます。これまでの人生でかかわってきたことの中で楽しかったことややりたいことを学べる大学・学部を志望すると単位の取得で苦労しなくなります。

次に学力ですが、自身の学力にあった大学を志望してもよいと思いますし、自身の学力を志望校に引き上げてもどちらでも問題はないと思います。可能な限り偏差値の高い大学を卒業したほうがよりより環境、よりよい人間関係、よりよい就職先に恵まれる可能性は高くなります。

大学までにかかる学費は各大学のホームページを参照しましょう。文系の大学生であれば、かなり時間的な余裕が担保されるので、アルバイトで年間数十万円は稼げます。大学の年間スケジュールは、夏休みと春休みがとても長く、それぞれ1.5か月はあるので実際大学に通う時間は1年間のうち9か月ほどです。高校生のように1日朝から夕方まで拘束されることはなくなるので、その点も考慮にいれましょう。

最後に、大学を辞めないことです。セミナーであったり、怪しい投資の勧誘等に影響を受けて大学を辞めてしまう学生がちらほらいます。大学を卒業したという社会的信用は学生が想像している以上に大きなものです。履歴書に「卒業」と記載がある場合と「中退」と記載がある場合では、受け取られる印象が変わります。もし仮に留年していても卒業ができる環境であれば卒業しておきましょう。

まとめ

大学を卒業するメリットをまとめました。大学の卒業には多額の学費が必要で、偏差値の高い大学に入学するのもとても大変なことですが、偏差値の高い大学を卒業することによって得られる社会的信用はとても大きいです。大学を卒業できる環境にあるのであれば、大学を卒業しましょう。

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