物理の勉強方法

このページでは、物理の勉強方法を紹介します。

物理の教科書や問題集を始めたみると、むつかしい記号や単語が並んでいて戸惑ってしまう人が多いのではないでしょうか。

筆者は物理に対してあまりいい第一印象ではなかったです。

しかしながら、物理はとてもカンタンな学問です。記号や数式を用いることで、物理現象を可視化してわかりやすくしているのです。記号や数式の意味が分からないから物理がむつかしい学問に見えてしまうということです。

物理を得意にするには、物理に登場する数式や単語が何を意味しているのかを理解することが重要になります。大前提として学問は人類が考えたものです。どんなにむつかしい単語も人間が考えて定義したものです。そこには必ず意味や由来が存在するので、それを理解することがとても重要になってきます。

大学受験における物理の得点を上げる方法は数学とよく似ています。

そのため、以下のステップをこなすことで得点は飛躍的に伸びます。

1.公式を順序だてて覚える

2.公式を覚えるための問題を解く

3.覚えた公式を使いこなすための問題を解く

4.1~3のステップを反復する

1.について

「公式を順序だてて覚える」について解説します。まず、物理の公式は記憶に定着しづらいものが多いと思います。例えば以下の公式です。

v=v0+at

正直こんなものを覚えて何になるのか、そもそもなぜこんな式なのか、初学者にとってはさっぱりわからないと思います。

物理にはこういった公式が複数存在します。

今例に挙げたような公式の記号一つ一つが何を意味しているのか覚えていくと記憶の助けになります。

例えばこの例においては、vはvelocity(速度)のことです。v0は初速を意味します。なぜ記号であらわすかということですが、速度=初速+加速度×時間だと書くのが大変であり、かつ見にくいからというシンプルな理由です。その他にも、アルファベットは世界的に使われている記号であるため、より多くの人が理解できるというメリットもあります。また、この数式は応用が可能であるため、一般化するために記号を用いています。

2.について

1で詳しく考察したように、公式を理解したら今度は公式を記憶するための問題を解きましょう。

3.について

2.で述べたように、公式を記憶するために問題を解くと、物理である程度得点できるようになります。しかしながら、それだけではMARCHレベルの大学へ一般受験で合格するのはむつかしいでしょう。

今度は、覚えている公式を自分の頭の中でいくつか組み合わせて解くような問題、いわゆる応用問題に対応できる学力をみにつけなくてはなりません。

参考書「難問題の系統とその解き方」には、この”応用問題”が複数記載されています。

問題と答えの両方を覚えて応用問題を解くために必要な思考方法を学ぶと得点が伸びるうえに物理に対する理解が深まります。