目次
・各大学の特徴
・費用
・受験日程
・受験科目
・就職活動
・結論
・各大学の特徴
まずは、MARCHの特徴についてですが、MARCHは都内にある有数の私立大学群です。詳しくは「MARCHとは」に記載してあります。主な特徴としては都内の一等地にキャンパスがあるということです。中央大学の多摩キャンパスや法政大学の多摩キャンパスなどは都心から少し離れたところにありますが、ほとんどは都心の一等地にキャンパスを構えています。都心にキャンパスがあるので、東京の文化、経済に触れる機会が地方の学生に比べて多いです。それだけでなく、MARCHは学生数も多いため、全国から勉強熱心で意識の高い学生が集まってきます。卒業後も卒業生同士の交流もあるため、こういった点はMARCHに進学しなければ得ることのできない大きな魅力だと思います。
次に地方国公立大学についてです。地方国公立大学の一番の特徴は何といっても地方にキャンパスを構えているということでしょう。
MARCHは基本的に都心での生活がメインになるのに対して地方国公立大学は4年間を地方で過ごすことになります。
これはMARCHにはない大きな特徴だといえるでしょう。
・学費
MARCHの学費は、文系でおよそ年間110万円、理系で170万円ほどかかります。これに加えて、下宿するのであれば引っ越しの初期費用と月々の固定費が必要になります。実家暮らしであれば家賃負担はなくなります。MARCHの学費について詳しくは MARCHの学費 に記載してあります。
国立大学は日本全国共通で1年間535,800円です。文系理系、学部問わずこの価格になります。
・受験日程
MARCHの受験日程は、2月に受験、2月から3月にかけて合格発表という流れです。
国公立大学は前期・中期・後期の３つに分かれて試験が行われます。
前期といっても2月の下旬に試験が行われます。
国公立の場合、試験の日程が受験後半なので、受験生の実力が最も高い時期に試験が行われます。
・受験科目
MARCHの受験科目ですが、2科目～4科目です。基本的に3教科での受験だと考えてください。
地方国公立大学は、大学にもよりますが、センター試験5教科7科目に加えて2次試験が3科目程度課される場合が多いです。
MARCHと地方国公立大学の受験科目の違いは、大学側が求める人材の意図が表れています。
どっちの大学が優れている、ということは一切なく、特色の違いだと筆者は考えています。
将来自分がなりたい職業に合わせて進学するといいです。
地方には大企業の本部がほとんどないので公務員になる人が多いです。そして公務員試験は国公立大学の試験のように試験科目が他科目存在します。
そのため、地方で大卒公務員になりやい人や、地方の銀行や信用金庫などに就職したい人は地方国公立へ進学するとよいでしょう。
逆に都内での就職を考えている人はMARCHへの進学をお勧めします。
社会に出たときに、地方の国公立大学出身だとほとんど人脈ができません。都内での生活に少しでもあこがれのある学生は間違いなくMARCHへ進学したほうがいいです。
余談ですが、高卒での上京はもってのほかです。考え直したほうがいいです。
理由はいくつかありますが、東京都には日本中から頭のいい優秀な人が集まってきます。
そんな地域に満足に受験勉強もできない高卒が入り込んでうまくやっていけるほど世の中甘くはありません。
お金がないけど東京の大学へ進学したい人は、東京大学などの学費が免除される国公立大学に進学することをお勧めします。
・就職活動
MARCHの就職活動はとても楽です。理由は、３つあります。一つ目に、大学のキャンパスが都内にあることです。東京には大企業の本部が集中しているため、キャンパスによっては電車1本、どんなに遠くても数本乗り継げば面接やインターンシップなどに行けます。
2つ目に、大企業の採用担当者や先輩社員に同じ大学の卒業生（OB/OG）がいる可能性が高いことです。企業によっては学閥が形成されていたり、とにもかくにも同じ大学であることで交流の場を持ちやすいです。
3つ目に、自分の大学の１つ２つ上の先輩が都内の大企業に就職することで、就職活動に関する情報を得やすくなるということです。
もちろん同学年の学生同士の交流も盛んになるため、やはり就職に強いです。
他にもMARCHというネームバリューはとても強いため、大学名だけで通ってしまうような大企業も存在します。当然ですが、面接で人物がちゃんとしているということをアピールできなければいくらMARCHという大学名があっても内定はとれません。採用担当者の気持ちになって考えてみると案外就職活動はうまくいくものです。
・結論
MARCH VS 地方国公立の結論ですが、どちらの大学へ進学するかは、自分に適していると考えられる進路を選択してください。